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仕組み債、退職金運用は販売対象外公開日:2022.10.27日本証券業協会は商品内容が複雑で高いリスクを伴う「仕組み債」について、個人向け販売ルールを強化する検討に入った。年内にもガイドラインを改定し「退職金運用」「証券口座を開設したばかりの人」を販売対象外とする方向だ。販売トラブルが絶えず、金融庁から度重なる注意喚起を受けており、異例と言える販売制限に踏み切る。 仕組み債は国債より利回りが高く、複数の参照銘柄(株価、株価指数、金利、為替、コモディティー価格など)を組み込んだ一種のデリバティブ(金融派生商品)。オプション取引やスワップ取引を組み込んでおり、価格変動時に大きな損失が発生しやすい。もともとプロの機関投資家向けに開発された商品で、最近では高齢者など個人に販路を広げている。 (日本経済新聞 9月5日) 仕組み債で販売...
