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大分大山町農協、農協を地域社会の核に公開日:2020.02.04「リーダーなら夢を語れ」。大分大山町農協(大分県日田市)の矢羽田正豪組合長(72)はこう語る。農産物の生産、加工、販売を手がける「6次産業化」に早くから着手し、直売所「木の花ガルテン」を年間240万人が詰めかける繁盛店に育てた。2019年12月からは高齢者を雇用し、コミュニティー作りの核に育てる「文産農場」事業も始めた。視線の先には高齢化が進む地域の新たな理想像がある。 文産農場では雇用した高齢者にクレソンやハーブを栽培してもらい、木の花ガルテンで販売する計画だ。「月に10万~15万円の収入がお年寄りに入るようにしたい」。さらに「若い頃の思い出や孫の話でみんなでワイワイ盛り上がる。高齢化の町にはそういう場所がないとさみしい」と、ハウスの隣には冷暖房完備の作業場兼休憩談話室も造る。 ...