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定年後投資デビューの危うさ 退職金でリスク資産運用公開日:2020.04.21日本人の「現預金好き」は有名だ。政府は長年、個人マネーを証券市場に取り込もうと「貯蓄から投資へ」を呼びかけてきたが、ほとんど浸透していない。だが、年代別にみると、本来、投資リスクを回避すべき高齢者ほど投資にのめり込んでいるというゆがみがある。 (中略) 総務省の「14年全国消費実態調査」で株式・投信など有価証券を保有する世帯の割合をみよう。世帯主が30~40代は10%台にとどまるが、60代は29%、70代は28%と高まる傾向がある。保有資産額は高齢者のほうが大きいため、投資実額では、40代は平均78万円だが、60代は同307万円、70代は同336万円もある。 (毎日新聞 4月9日) 一般的には、将来の収入の見込める若い層ほどリスクを取ってハイリターンの金融商...