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人材不足 社会医療法人「董仙会」が定年撤廃公開日:2021.09.15七十歳まで働く機会の確保を事業主の努力義務と位置付けた改正高年齢者雇用安定法が四月、施行された。七尾市富岡町の恵寿(けいじゅ)総合病院などを運営する社会医療法人財団董仙会(とうせんかい)は今月、定年制度を撤廃し、六十歳以降も継続して正職員として働ける体制を整備した。常に人手不足に悩む医療や介護の現場で、すでに六十歳以上の労働力は不可欠。少子高齢化で働き手が減る中、意欲ある高齢者が活躍できる労働環境を確保する取り組みとして、軌道に乗るか注目される。 (中日新聞 7月27日) 医療の現場では、高齢の職員の数が増えている。国家資格が必要な職種が多いだけに、供給が限られ人手不足は深刻だ。加えて、新型コロナウイルス対応で需要も増加し、人材確保はより厳しさを増してきた。今や、若年層だ...