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埼玉県新年度予算案 シニア支援に重点配分 就職・医療体制を強化公開日:2016.03.23県は十二日、二〇一六年度当初予算案を発表した。団塊の世代が七十五歳以上となる「二〇二五年問題」に対応するため、シニア世代の就職支援や介護・医療体制の強化など「シニア革命」を重点施策に位置付け、約三十五億円を計上した。上田清司知事は記者会見で「今後、異次元の高齢化が始まる。アクティブシニア(元気な高齢者)の活躍こそが、生産年齢人口減少による日本の危機を救う一つのカギだ」と述べた。 (冨江直樹) 「二〇二五年問題」への対応は、上田知事が昨年夏の知事選で公約に掲げた。県によると、県内の七十五歳以上の高齢者数増加は全国一の速さで進展し、一五年の七十七万人から二五年には百十八万人に増える見通し。一方、県人口は五年以内に減少に転じることが見込まれており、十五~六十四歳の生産年齢人口は一五年...