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シニア世代が「孫の世話」をしなくなる「家族の多様化」の現実公開日:2025.06.17現在のシニア世代には、子どもの頃に自身が孫の立場で祖父母との暮らしを経験したり、大人になって以降、親や祖父母との同居生活を通じて、子育てや介護を経験した人もいるだろう。以前は結婚した子や孫と同居する高齢者が、現在より多かったからだ。しかし、これから高齢期を迎える若いシニア世代には、自分の子どもが親となって孫の祖父母の立場になった際に、夫婦のみの世帯や単独世帯で暮らす人が多いだろう。三世代世帯のシニア世代は、時代とともに減少している。 (中略) 内閣府がシニア世代を対象に行った調査によると、子世代との関係に関する若いシニア世代の意識は、別居・交流型の関係(子どもや孫とは、ときどき会って食事や会話をするのがよい)を志向する人が、同居・生活型の関係(いつも一緒に生活できるのがよい)を志向す...