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「働かない1億人」コロナが映した老いる米国公開日:2022.07.08さまざまな経済統計が新型コロナウイルスによる乱高下から落ち着き始めた米国で、元の姿と異なったままの「断層」が目立ち始めた。その一つが職探しをしない非労働力人口だ。コロナ前から400万人ほど増えたまま、働かない米国人はざっと1億人に上る。その存在は米国経済の「コロナ後」の停滞を示唆している。 (中略) カンザスシティー連銀は5月に出したリポートで、その原因追究に挑んだ。移民の減少や人口構成の変化など様々な要因を取り除いたところ、浮かび上がったのが働かなくなった「65歳以上」の存在だった。 (日本経済新聞 6月4日) 日本でも、新型コロナウイルスの影響で仕事を辞めた高齢者がなかなか労働市場に戻ってこないことが指摘されているが、米国でも同様だ。このため、米国では、経済再開に伴い、日...