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シニア3人が育てた「もうけすぎない」直売所公開日:2023.12.05山あいの国道沿いで地元産の山菜や野菜を直売する「ものずき村」は、その名のとおり、物好きな3人のシニアたちが切り盛りしている。「引退した男たちのよりどころを」と思い立ち、「もうダメかと思った」ときを乗り越え、年間9万人が訪れる人気スポットに育て上げた。 秘境路線として知られるJR只見線。魚沼田中駅から歩いて7分ほど、只見線と並行する国道252号沿いの新潟県魚沼市三渕沢に、ものずき村はある。元土木会社員の仲丸幸(みゆき)さん(83)、高校の体育教師だった酒井功一郎さん(75)、スーパーを経営していた佐藤良孝さん(83)はもともと、山野草の株を交換し合う愛好家仲間だった。「仕事を引退した後も男たちが輝くことができ、みんなでお茶を飲める場所が欲しいな」。そんなたわいもない話から「開村」は...