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再雇用シニアに現役並み給与、スズキやGSユアサ待遇改善公開日:2024.06.1960歳以上で再雇用したシニア人材の収入を高める企業が増えている。スズキは2024年から再雇用した従業員の給与を現役並みに引き上げた。日本精工やジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)も賃上げに踏み切った。待遇改善で優秀な人材を確保し、深刻化する人手不足に対応する。 (日本経済新聞 5月19日) 定年延長に踏み切る大企業は、まだ少数に留まるが、定年後の再雇用の待遇改善を進める企業は増えてきた。現役時代の概ね6割が相場とされてきた再雇用社員の給与も現役並みになりつつある。役職を離任すると手当が減少するなど、基本給以外の面で給与が減る要因はあるが、同一労働同一賃金の原則は、現役社員と再雇用社員との間では実現する方向に動いている。東北電力のように、再雇用の雇用上限年齢を70歳に引き上げ...