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シニア社員の賃金引き上げ、富士電機公開日:2025.03.23重電大手の富士電機は28日、60歳以上の一般社員の賃金水準を引き上げる方針を固めた。4月に報酬制度を改定する。選択制だった定年も満65歳に統一する。シニア社員の労働意欲の低下を防ぐとともに、人手不足の解消につなげる狙いがある。富士電機では、社員が60歳以降も働く場合、給与や一時金が60歳時点の6割程度に下がっていた。この水準を75%まで引き上げることで、年齢を重ねても働きやすい環境に改善する。 (時事通信 3月1日) 定年延長や60歳以上のシニア社員の処遇改善を行う大企業が増える中、富士電機も65歳までの定年延長と給与水準の改善に踏み切った。もっとも、既に定年は選択制を導入しており、2023年度の一般社員の定年延長選択率は85.5%だ。65歳への定年延長は現状追認ともいえる。...
