ニューストッピック
-
60代社員を現役並み処遇、住友化学は給与倍増公開日:2023.09.10人手不足が深刻になる中、シニア人材の処遇を現役並みに改善する動きが出てきた。住友化学は2024年から60歳以上の社員の給与を倍増。村田製作所も24年4月以降、59歳以前の賃金体系を維持しながら定年を65歳に引き上げる。「人生100年時代」を迎え、労働市場で比重が高まる60代以上が意欲を持って働くシニア雇用の環境づくりが欠かせない。 (日本経済新聞 7月16日) 「60歳以上の社員の給与を倍増」ということは、今まで60歳以上になると大きく下がっていたということでもある。住友化学の場合、60歳以上の再雇用者の給与は、それまでの4~5割程度だったという。若い人材を十分に採用できる環境にあれば、シニアの雇用は、企業利益の追求というより、従業員への福祉という意味合いが強い。した...