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「毎月分配型」はNISAの哲学に沿うか、プラチナで解禁へ公開日:2025.06.06金融庁が高齢者向けの新しい少額投資非課税制度(NISA)を創設する検討に入った。運用益などを分配金として毎月払い出すタイプの投資信託を認めるのが柱だ。長期の資産形成というNISAの哲学に沿うといえるのか、人生のステージに応じた制度改革を巡って議論が起きている。 (日本経済新聞 4月19日) 現行のNISAで「毎月分配型」の投資信託が対象外となったのは、毎月分配型は、運用益が出なくても元本を取り崩して分配するため、老後資金を蓄えるための長期投資というNISAの趣旨に合わないからだ。しかし、信託報酬や手数料が高いため、かつては、金融機関が積極的に売り、元本が減っていくという事実を明確に認識していない高齢者が多く買って問題となった。 NISAの対象外となった今でも、毎月分...