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45〜64歳の転職希望、5年で3割増 終身雇用優位薄れる公開日:2023.09.06労働市場で終身雇用の優位性が薄れ、転職を探る中年層が増えている。総務省によると45〜64歳の転職等希望者は2023年1〜3月平均が378万人と、5年前の18年同期比で3割以上増えた。同じ会社で長く働く人と転職者との賃金差は縮小し、転職希望者への追い風となる。 (日本経済新聞 6月20日) 同じ会社で長く働く人と転職者との賃金差が縮小していることが、直ちに、転職希望者への追い風となるかどうかは分からない。賃金差が縮小している原因は、中高年層の転職者の賃金が上昇したからというより、年功序列が崩れて同じ会社で働く中高年の賃金がそれほど高くなくなってきたからだ。地位も賃金も上がらないなら、転職をしてみようと考える中高年は増える。実際、45歳以上の転職希望者の増加率は、他の世代より...