家事は「女性のやるべき仕事」からどうなった? シニアの行動に変化

花王は「シニアの家事行動・意識」についての調査結果を発表した。同調査によると、シニア女性の家事の位置付けが変化し、男性の家事参加が増加していることが分かった。また、「きれいにしたいけれど手間はかけたくない」という意識から家事の効率化を進める人、デジタルで情報収集し、便利な家電や商品を買う人も増えていた。
(ITmedia 12月4日)

この調査によると2010年から19年の10年間で、シニアにとって、家事は「女性のやるべき仕事」から「家族が心地よく過ごせるように家を整えること」に変化していることが分かったという。実際、シニア男性の家事実施率は上昇傾向だ。

これは、もともと男性も家事をやるべきと考えている世代がシニアになったことによるとも言えるが、家電製品の進化などにより、家事の負担が軽減され、男でもできることが増えたことも影響している。かつて、炊飯器や洗濯機、掃除機が登場したとき、家事から解放されて、働いたり、趣味に時間を割いたりする女性が増えた。今は、さらに進化した家電やネットを介したサービスが、ノウハウを持たない男性でも家事を分担することを容易にし、性別による差を小さくしている。働くメニューから選択するだけで様々な料理を調理してくれる自動調理器を使って、今まで家庭で作ったことのない料理に挑戦する男性も多い。

家事と同様、職場においても、AIやロボットのような新たな技術の普及によって、シニアでもできる業務が拡大している。仕事においては、男女の差だけでなく、年齢の差も小さくなっていくだろう。