月商50万円超え!起業家の4人に1人が50歳以上

60歳といえば以前は老後の始まりだった。しかし現在は定年が後ろ倒しになり、働く期間が長引いている。
(中略)
シニア世代やその前年代の50代は、起業する人が多い年代でもある。バブル崩壊後の’91年、起業家の平均年齢は38・9歳だったが、長い時間をかけてこの平均年齢は徐々に上

昇。2020年の起業家平均年齢は43・7歳、50代以上の起業家は全体の26・3%を占める。
(週刊女性PRIME 10月4日)

日本は企業数に対する新規開業した企業の割合である開業率が高くない。欧米先進国が10%程度であるのに対して、日本は約5%と言われている。しかし、50代以降で起業する人は増えてきた。定年を機に起業する人もいれば、早期退職をして新たな事業を興す人もいる。最近では、正社員を続けながら副業として企業する人も出てきた。会社の中での働き方が多様化する中で、起業の仕方も多様化している。

ただ、シニア起業の成功要因には、共通点がある。よく言われるように、「ローリスク・ローリターンを目指し、初期投資を抑えて、大きな賭には出ない」ということも成功率を上げる要因だが、成功要因はそれだけではない。一般に、事業を成功させるのに必要なのは、他社との違いを際立たせるコア・コンピタンスとそれを訴求して集客に結びつける営業力だ。シニア起業の場合、過去の経験や人脈を活かしてこのようなコア・コンピタンスと営業力を獲得できるかが鍵となる。