会社員の96.1%「70歳まで今の会社で働き続けることに不安がある」

60歳で定年退職、その後は優雅な年金生活…というライフプランは、とっくに過去のものとなりました。
(中略)
「70歳就業確保法」が、今年4月1日から施行されますが、法案成立後に、一般社団法人定年後研究所が、定年制度のある組織に在籍する40歳~64歳男女516人に、「『70歳定年』に関する調査」を実施しました。
(中略)
まず、「70歳定年制が導入されたら……」という質問に対しては、45.7%が65歳以降も「今の会社で働き続ける」ことを選択しています。さらに、「70歳まで今の会社で働くことに、『不安あり』か『不安なし』か」について問うと、何と96.1%が「不安あり」と答えているのです。
(幻冬舎ゴールドオンライン 8月20日)

70歳定年になれば、70歳まで「今の会社で働き続ける」ことができるので、収入が安定し、不安が少なくなるのではないかと思われるが、実際には、70歳まで今の会社で働くことに「不安あり」と答える人がほとんどだ。

もっとも、不安の中身は人によって異なる。待遇が悪くなるのではないか、職場にいづらくならないか、健康でいられるか、などなど不安の種は多様で尽きない。仮に、今の会社に働き続けないとしても、仕事が見つかるか、生活が維持できるか、孤独にならないか、など新たな不安が生じる。結局、どのような生き方をしても老後の不安は消えることはない。

もっとも、不安に感じること自体は悪いことでもない。不安に思うのは、不安材料の存在を認識しているからだ。悪いことが起きそうだと予測していれば、事前に準備する時間を持つことができる。不安材料を回避するには、シニアになってからの生き方の選択肢を増やしておくことが重要だ。70歳定年制の時代は、今まで以上に、シニアに向けた周到な準備が求められる時代となる。