地元の元気な高齢者を「介護助手」に採用

地域の元気な高齢者を「介護助手」と位置づけ、利用者と接しない周辺業務を担ってもらう取り組みは今、全国に横展開されています。この取り組みの先進地である三重県にある「医療法人緑の風介護老人保健施設いこいの森」の関係者にインタビューすると、元気な高齢者の希望に配慮した取り組みが浮かび上がってきました。(なかまぁる2月3日)

高齢者の介護助手は介護施設の人手不足解消に貢献している。介護助手の導入によって、介護職員はベッドメイキングや食事の配膳のような周辺業務から開放され、より専門的なケアに集中することができ、精神的なストレスも緩和された。「いこいの森」では、職員のうつ病の発症がゼロになったという。介護助手の高齢者にとっても、身近な場所で雇用と社会貢献の機会を得られることは良いことだ。特に、介護施設の周辺業務は、業務を細分化して、パートタイムで仕事を任せるのに向いている。施設側の努力は必要だが、高齢者のニーズとのすり合わせは比較的行いやすい。ただ、周辺業務だけでは作業が単調で、職員が楽になる分、介護助手が精神的なストレスをため込むことにもなりかねない。入所者とのコミュニケーションや職員との目的意識の共有など、高齢の介護助手の精神的なモチベーションの向上に向けた施策も必要だ。