ライフネット生命の「年齢フリー」68歳・資産運用部長の働き方は?

「ライフネット生命では、仕事を楽しくするため、あらゆる垣根をなくしました。たとえば『年齢フリー』は、36歳の森亮介君が社長を務めていることに象徴されています。定年もなく、60歳を過ぎた社員も現役でバリバリ活躍しています。さらに生保業界で初めて女性の常勤取締役を置いたりと、『性別フリー』も実現しています」
 こう語るのは、同社の創業者である出口治明氏(72)だ。
(SmartFLASH 11月26日)

管理職としてのマネジメント能力だけでなく、プレーヤーとしての専門能力に長けていれば、年齢に関係なく働く場所はある。この記事に紹介されている資産運用部長のように、その両方の能力が優れていれば、管理職のままプレーイング・マネージャーとして長く活躍することができるだろう。特に、資産運用のように結果を定量的に把握しやすい業務では、プレーヤーとしての能力が客観的に評価できるため、高い業績を上げるシニアが高い地位に留まることに若い社員も納得する。

もちろん、このような能力を持っている人は少ないのかもしれない。しかし、今まで、能力を持っている人でも、一定の年齢に達すると一律に現役を退いていたことに比べれば、シニアの働き方の幅が拡がることは、企業にとってもシニア本人にとっても良いことだ。