シニア労災防止へ「エイジフレンドリー」、東芝はだまし絵で注意喚起
企業が労働者の高齢化に合わせて職場環境を見直す「エイジフレンドリー」を進めている。4月には改正労働安全衛生法の施行で高齢労働者の労働災害(労災)を防ぐ環境整備が事業者の努力義務となった。人手不足も深刻化する中、シニアが健康で安全に活躍してもらう重要性は増している。
「階段注意」の文字が路上に浮き出る――。東芝は社会インフラ設備の製造や補修を担う現場で転倒などのリスクがある場所を事前に撮影し、把握した上で対策を施している。その一つが目の錯覚を利用したトリックアート(だまし絵)のオリジナル標識だ。目を引く注意喚起で、階段でのつまずきなどを防ぐ。
(日本経済新聞 7月20日)
シニアの労災防止の取り組みが様々な企業で進められている。労災リスクの高い場所に注意喚起のサインを設置したり、貼ったりするのもその工夫のひとつだ。作業中にヒヤリとした、ハッとしたが幸い災害にはならなかったという、いわゆるヒヤリハット事例の場所や、事故が起きる前に現場や作業に潜む危険要因とそれにより発生する災害を検討する危険予知活動で指摘された場所に、注意喚起の標識を設置すれば、作業員は自ずと注意を払い、労災の発生を抑止する。特に、目立つトリックアートは効果が高い。
ただ、目立つ標識も毎日見ていると日常の風景に溶け込んで、通る人も気に留めなくなる。効果を持続させるには、定期的に標識を変えてみるのもよいだろう。張替が簡単なシールにしたり、プロジェクトマッピングにしてみたりするのも良い。
