シニアの副業求人、3年で倍増

60歳以上のシニア層の副業が増えている。民間調査によるとシニア向けで副業目的の就労を歓迎する求人数は3年で2倍に増えた。人手不足を背景に企業側は経験豊富な人材を積極的に活用。働き手も再雇用後などに頭打ちになる収入を副業で補完している。
(中略)
シニアの副業の大半を占めるのは介護士や調理師、保育士など現場作業職だ。中高年に特化した人材紹介サービスのシニアジョブ(東京・新宿)によると「副業OK」の文言を含む求人の中で、最も多い職種は「介護職・ヘルパー・看護助手」(13.6%)。「調理師・調理補助・料理長」(11.5%)が次いだ。一方で最近は事務や営業、コンサルタントなどのホワイトカラー職の求人が増えているとの指摘もある。
(日本経済新聞 6月24日)

フルタイムでなくても担当できる業務の求人には副業OKが多い。もともと、パートやアルバイトを雇うことを想定している場合は、副業であるかどうかは、求人側は問わないのが普通だ。「介護職・ヘルパー・看護助手」や「調理師・調理補助・料理長」は、繁忙な時間帯だけ働いてもらう方が、求人側にとって都合が良いこともある。料理長はフルタイムのことの方が多いが、中には複数のレストランで料理長を兼任している人もいる。

シニアにとっては、本業の収入減少を補う上で、副業の機会が増えることは歓迎すべきことだ。65歳を超えて本業を退職しても、複数の仕事を掛け持ちで持つことで生活の安定を図ることができる。ただ、副業の比重が高くなると、健康管理や仕事量の調整は自己責任になることには注意が必要だ。ひとつの企業がすべての仕事を調整してくれるわけではないので、自分自身で生活に無理がないよう時間配分を最適化することが求められる。