リゾートバイト、50歳以上が5年で7倍
リゾートバイトの人気が高まっている。かつては短期間で効率よく稼ぐための就労が多かったが、最近は新しい土地に身を置き、自分を見つめ直す「キャリアブレイク」として選ばれるケースが目立つ。観光施設に特化した人材サービス大手、ダイブによると、リゾートバイトの就業者数は年約1万4500人(2024年7月〜25年6月)と過去最高を更新した。その前の1年間に比べて3000人近く増えた。若年層中心だった働き方は、いまや幅広い世代に広がっている。
(日経MJ 4月24日)
リゾートバイトは時間に余裕のある大学生などに人気のアルバイトだった。夏や冬などの学校の長期休暇の時期は、観光業にとって繁忙期であり、労働需要も大きかった。しかし、近年は、外国人観光客によるインバウンド需要も増え、日本人の観光シーズンとは異なる時期でも観光客は増えている。そのため、観光業の人手不足は通年にわたって常態化してきた。リゾートバイトは、今ではシニアも含め多様な世代に人気の働き方になっている。
退職して時間を自由に使うことができる高齢者は、学生アルバイトがいない時期に労働力不足を補完する存在として重宝されてきた。しかし、今や、通年で頼りにされる存在だ。高齢者にとっても、リゾートで働きながら観光もでき、退屈とは縁遠い満足感の高い生活を送ることができる。老後にせっかく手に入れた自由を持て余す人もいるが、リゾートバイトは、その自由を有効活用する働き方のひとつのようだ。
