65歳女性がAIで人生を激変させた“60の手習い
老後資金への不安、家族の事情、そして年齢の壁――。仕事を増やしたくても、新しい挑戦には二の足を踏んでしまう。そんな現実を前にしながら、65歳で生成AIを学び、在宅で稼ぐ力を身につけた女性がいる。ChatGPTやGemini、Adobe Fireflyなど複数のAIを使い分け、画像制作から提案文作成、企業向けの導入支援までこなす彼女の月収は、いまや会社員並み。
(中略)
AI人材の育成を手がけるSHIFT AIの木内翔大氏によると、会員数は現在3万人超。そのうち60代以上が11.3%を占め、入会動機の第1位は「副業・収入向上」だという。「60代以上の会員は学習意欲が特に高い。長年の社会人経験で培った業界知識や実務スキルにAIを掛け合わせ、AIコンサルタントや講師として活躍される方も増えてきています。」
(日刊SPA 4月14日)
かつて、シニアのITリテラシーは、相対的に低いと言われていた。しかし、今のシニアは、PCを現役時代から使っている人が多く、ITに対する抵抗感は小さい。むしろ、新入社員の中には、スマホしか使ったことがなく、PCのキーボードが使えない人もいる。また、シニアは、新しい技術の習得が苦手という固定観念があるが、AIの登場でそれも変わってきた。
確かに、様々な業務アプリケーションの操作方法を覚えるのにはハードルがあるのかもしれない。しかし、生成AIなら自然言語で操作することが可能だ。AIに指示を与えるプロンプトの書き方をある程度習得すれば、誰でも日本語で指示を出すことができる。業務の色々なタスクをAIに振り分け、その結果を組み合わせれば、一連の業務プロセスを短時間で完結させることが可能だ。自律的に作業をこなすAIエージェントを使えば、さらに効率的になる。今後、AIは、シニアが最新技術を使いこなすことを容易にし、その働く機会を広げることに貢献するだろう。
