ミドルシニア層の社外活動、経験者は仕事意欲が約1.3倍に
ニューホライズンコレクティブは、中高年層(40歳~65歳)の社員と経営陣を対象に、社外活動がキャリア意識や愛社精神に与える影響に関する実態調査を実施。その結果を発表した。
(中略)
仕事への意欲については、社外活動を経験した社員のうち「とても高い」「やや高い」と答えた割合が7割弱に上り、未経験者の約1.3倍となった。この結果は、社外との交流・経験が社員のモチベーション向上に寄与している可能性を示唆しているという。
(HRzine 12月4日)
相関関係と因果関係は別物だ。仕事への意欲と社外活動の経験との間に正の相関関係があったとしても、直ちに両者の間に因果関係があるとは言えない。仮に、因果関係があったとしても、「社外との交流・経験が社員のモチベーション向上に寄与している」のではなく、仕事へのモチベーションが高いと社外との交流・経験に積極的なのかもしれない。つまり、原因と結果が逆の可能性もある。相関関係を自分にとって都合の良い因果関係の根拠として挙げるのは、世論誘導のよくある手法だ。
このケースの場合、最もありそうなのは、社会活動に積極的に取り組む意欲の高い人は、社会活動が社内の仕事であれ、社外活動であれ、高いモチベーションを持って参加するということだろう。何が人を自分や家庭以外の社会活動に向かわせるかは、人それぞれだ。自分自身の心かもしれないし、家庭環境かもしれない。企業としては、仕事にやりがいを与え、人生に生きがいを生むことが、まずは重要だ。
