60代以上シニアの8割が「自分は実年齢より若い」

人は誰しも、いつまでも若々しくいたいと願うものだ。それは外見や身体能力、さらには気持ちの面でも同じこと。気持ちの上で若ければ、様々なことに精力的にチャレンジできる豊かな老後を送れるのかもしれない。
(中略)
リクシスはこのほど、60代以上のシニア男女426人を対象に「シニアの実感年齢とこれからチャレンジしたいこと」に関する実態調査を実施。その結果を性別や職業などに分類して発表した。はじめに「実感年齢」に関する調査結果を紹介する。全体でみると「実年齢より若い」と感じる人が76.1%いた。その中で「実年齢より1~5歳若い」と思っている人が31.5%と最も多く、次いで「6~10歳若い」が23.9%、「11歳以上若い」と思う人も20.7%いることがわかった。
(@DIME 3月7日)

高齢者の外見や身体能力は、医学の進歩もあって、しだいに若くなっている。したがって、現在のシニアにとって、今までの人生で出会ってきた高齢者と比べて自分の方が若いと思うのは当然なことではある。もっとも、昔の高齢者を知らない今の若い世代から見ると、今の高齢者は年相応に見えているのかもしれない。

いずれにしても、重要なのは、実際に若いかどうかということよりも、高齢者自身が若いと実感していることだ。外見や身体能力の面で実年齢より若いと感じることで、精神的にも若い気持ちになり、アクティブシニアをさらにアクティブにする。シニアがアクティブになって、仕事への意欲が増せば、シニアの経済力は強くなるし、旅行などの消費を活発にすれば、経済全体の需要を増加させる。多くのシニアが「自分は実年齢より若い」と思える状況を作り出すことは、日本経済の成長にとって必要なことだ。