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定年後の仕事にやりがいは?公開日:2018.09.2066歳の新入社員が今春、ネスレ日本(神戸市)に入った。石川一成さん。自宅から通える首都圏の支店で、スーパー27店舗を担当する。週5日、納品先の店を訪ね、店長らから来店客の反応や商品の動きを聞く。週に1度、支店長に店頭の様子を報告する。 石川さんは「支店が気づかない店頭の変化を伝え、提案もする。経験を生かせる充実した毎日です」という。56歳まで大手乳製品メーカーで営業マンとして働き、支店長も務めた。自ら商売をやりたくて退職し、起業したが、東日本大震災の影響で行き詰まった。その後、営業の経験を生かす仕事を探したが、長く巡り合えなかった。 そんなとき、ネスレの「シニアスペシャリスト」を知った。60歳以上の事務、営業、エンジニアなどの経験者を臨時社員として採用するという。ボーナスはないが...