コラム

  • 小中高の先生、大量定年で平均年齢が低下、求められるベテランのノウハウ
    近年、小学校、中学校、高校に勤める教員の平均年齢は低下してきました。70年代の第二次ベビーブームに対応するため大量に採用した教員が定年退職を迎えたことがその主な理由です。 歴史的転換を向かえる教員の年齢構成変化 文部科学省の学校教員統計調査では、国公私立のすべての教員の平均年齢は、2013年度に小学校が44.0歳、中学校が43.9歳、高校が45.3歳といずれも過去最高だった前回の2010年度に比べて0.1~0.3歳低下しました。わずかな低下ではありますが、平均年齢が低下したのは1977年に調査を開始してから初めてのことです。ある意味、歴史的な転換点とも言えるでしょう。 子供の数に応じて、教員の数が変動するのは当然のことです。しかし、教員の数の変動を新卒採用の数で調節してきたため、3...