コラム

  • デフレ脱却は果たした?-消費者物価指数から-
    デフレ脱却は本物? 物価の上昇傾向が鮮明になってきました。 1月末に発表された昨年2013年の消費者物価指数は、値動きの激しい生鮮食品を除くベース(コア指数)で5年ぶりに前年比プラス(0.4%)。 消費税増税前の駆け込み需要が拡大していることもあり、 “デフレからの脱却”を果たしつつあるという声が聞こえてきています。 一方、物価上昇の要因が、依然として円安に伴った石油価格の上昇にある状況には変わりはないという見方もあります。 昨秋にこのコラムで、「デフレから脱却したというには、コアコア指数(酒類を除く食料品およびエネルギーを除く指数)のプラスが定着することが必要」という話をご紹介しましたが、 コアコア指数はどうなっているかというと… 実は、月次ベースではコアコア指数も、昨年9月以降0.0...