コラム

  • 国際成人力調査にみる日本人のITリテラシー②
    トップレベルの「読解力」「数的思考力」と比べて、OECD諸国平均レベルの日本人の「ITを活用した問題解決能力」。 年代別のデータを見ると、シニアと若年層というふたつの年齢層に問題がありそうだということが見えてきます。 15-65歳の調査対象を5歳刻みで集計し、IT活用能力の平均点をOECDとの比較で見たのが上のグラフです。 日本の平均点がほぼ上回っていますが、唯一60-65歳の層でOECD平均を下回っています。 IT活用能力がトップでないのは、シニア層で思うように得点をあげられていない、という要因がひとつあるようです。 しかし、現在60歳の方が会社に入った当時、コンピュータは“電算機室”にあるものではなかったでしょうか。 日本の家庭にパソコンが普及したのは、実はこの20年程度の話に過ぎ...