コラム

  • 【2014年振返り】相次いだ外部社長起用-注目されるプロ経営者-
    2014年は外部から社長を起用する異例のトップ人事が相次いだ。 プライスウォーターハウスクーパース・ストラテジーの実態調査によると、外部からのトップ起用は北米企業で23%、欧州企業で25%であるのに対し、日本企業では3%しかない。2014年が特異な年だったのか、それとも今後のトレンドになるのか、事例を振り返りながら占ってみよう。 まず、新浪剛史ローソン社長のサントリーホールディングス社長への転身。 サントリーは鳥井信治郎が創業、長男吉太郎が早死にしたため2代目社長は佐治家に養子に入った次男の佐治敬三、3代目は吉太郎の息子の鳥井信一郎、4代目が佐治敬三の息子の佐治信忠(現在69歳)であった。 佐治信忠会長兼社長は2014年5月米ビーム社を1兆6500億円で買収、サントリーは蒸留酒...